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「花粉症対策」2022年 弥生

 

 

副作用が少なく症状をしっかり抑える薬の選び方

 

花粉症の治療は薬が中心。
NPO「花粉症・鼻副鼻腔炎治療推進会」理事長として「コロナ時代の花粉症対策
『花粉症デジタルガイド 2022年版』」を同ホームページで公開している
日本医大・大久保教授によれば、今は花粉症治療薬の選択肢が広がり、
自分に合った薬を飲めば、一部の重症患者を除き、
花粉症の症状を日常生活に支障がないレベルまで抑えられる。

 

しかし実際は、そこまで徹底した花粉症対策をしている人は多くない。
花粉症対策は、コロナ対策につながる。

 

「花粉症の症状が抑えられていないと目や鼻を触りがちになり、コロナに感染しやすくなる。
さらにくしゃみは咳よりもはるかに飛沫を拡散しやすく、
コロナに感染している場合、周囲にウイルスをまき散らすことになってしまう。」

 

オミクロン株は肺炎を発病しても軽症といわれてきたが、
高齢者ではそうではないケースが報告されている。
感染する高齢者の増加で、肺炎で重症化する患者が一定数出てきており、
病床の逼迫が懸念されている。

 

花粉の飛散量のピークが間近に迫る中で、
花粉症患者の「コロナに感染する・感染させる」リスクを下げるためにやるべきことは、
自分に合った薬選び。大久保医師が次のポイントを挙げる。

 

 

□症状のタイプを知る
自分の花粉症の症状のタイプはどれか?
大きく分けて「くしゃみ・鼻水・目のかゆみがある典型的な花粉症タイプ」
「どんな薬を使っても症状が治らない重症タイプ」
「鼻詰まりがきつく、頭痛もある副鼻腔炎併発タイプ」がある。

 

「典型タイプでは、くしゃみや鼻水がひどければ抗ヒスタミン薬などの飲み薬。
鼻詰まりがつらいなら抗ロイコトリエンのほか、
抗ヒスタミン薬にも鼻詰まりに効果がある種類が出ています。
飲み薬でも治らない鼻の症状があれば鼻噴霧用ステロイド。
目の症状が強ければ点眼薬も必要です。」

 

重症タイプでは、2020年に重症患者に処方された皮下注射の抗体治療薬「ゾレア」がある。
花粉症が起こるのはIgE抗体がマスト細胞に結合するからだが、
このIgE抗体をブロックするのが抗体治療法。

 

「副鼻腔炎併発タイプは、花粉症の治療だけでは治りません。
鼻の穴を左右に隔てる鼻中隔が湾曲していれば手術が必要ですし、
20年には、治りにくい副鼻腔炎に抗体治療薬『デュピクセント』を使用する
治療法も始まっています。」

 

1日1回でOKの貼り薬

□眠くなりにくい薬がある
花粉症の抗ヒスタミン薬は眠くなる。こう思っている人はいまだに多いのではないか?
しかし大久保医師によれば、処方薬は今、眠気が少ないタイプが主流。

 

「効果も高い。現時点で眠気が最も少ないのはビラノア、ルパフィンは
鼻詰まりや皮膚のかゆみにも効果があり、
デザレックスは眠気が少ない上に長時間効果が持続する。
眠気があるようなら、別の薬への変更を医師に相談してみてください。」

 

□症状抑制効果を24時間続かせたい
24時間効果を一定に保ちたければ、貼り薬という手がある。
18年発売の「アレサガテープ」だ。
1日のうちいつ貼ってもよく、1回貼れば効果が24時間続く。
「朝症状がつらい人は前日の夜から貼ると良い。」

 

□ワクチン接種時も薬の服用OK
コロナワクチン3回目接種を花粉症シーズンに迎える人もいるだろう。
「花粉症の飲み薬、貼り薬、点鼻薬、点眼薬いずれも、
ワクチン接種前日、当日、翌日すべて使用可能です。
ただし、ゾレアはワクチン接種当日は使用不可になります。」

 

なお、前述のように、花粉症の人はコロナに感染しやすく感染させやすいので、
3回目ワクチン接種の機会があるなら、なるだけ早く接種すべき。
また、今後のウィズコロナを考えると、花粉症の根治を目指せる
「舌下免疫療法」を検討するのも良い。

 

ヘルスケア関係Webページ 参照

 


 

 

昨年夏に東京オリンピック & 今冬北京冬季オリンピック。
そしてまた11月にはカタールでFIFAワールドカップ♪
約1年半の間に世界的なスポーツの祭典が目白押し!!
今年こそはスポーツの力で楽しく、明るい年になると良いですね♪

 

幸いにもWEBマスは花粉症ではありませんが、、、
今回は「花粉症ウィズコロナ対策!?」みたいなものを拾ってみました。
ゼロにはならない ”ウィズコロナ” 「次にどうしますか?」

 

ご参考までに・・・
つづく。

 

 
202003a