それにしても、気をつけていてもたまってしまう疲れは、 一体どう解消したらいいのでしょうか。
脳を休めて回復させるには、毎日の疲れをリセットすること。 その最適な方法はよい睡眠をとることです。
脳の疲れを取るためには、やはり睡眠をとること。 しかも、質のいい睡眠で、自律神経の疲れをとっていくことが大事なようです。
よい睡眠を得るためには、安全で快適な環境がポイントになると著者はいいます。
たとえば、就寝1時間前になったら、できるだけテレビやパソコンから離れて、 刺激の強い光を避ける。 そして、就寝3時間前には、部屋の照明をオレンジ色に変えることを著者は勧めています。
暗くなって眠くなるのは、 脳内でメラトニン(睡眠ホルモン)が影響するからであることは有名です。 そのメラトニンは、朝起きたときに生成されるセロトニンが、 起床後14〜16時間たって姿を変えたものです。
メラトニンの分泌を正常化するためには、 眠りに入る前の3時間、昼の光に近い明るい光を浴びないことが理想だといいます。 自然界における、夕方から夜に変わっていく環境を再現することで、 睡眠モードへの準備が整っていくといえるでしょう。
そして、目を瞑るだけでも脳をリセットできると著者はすすめています。 たとえば、ランチのあとに机の上でうつぶせになって、 15分間目をつぶるだけでもよいようです。 それは、情報処理量が激減するからなのだといいます。
日々、発している疲れのサインを正しくキャッチ。 脳の疲労をしっかりとっていきたいものです。
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