更年期世代に圧倒的に多いのが、漢方でいう“五行”における「肝」と「腎」の不調だそう。
「肝の働きが強すぎて熱がこもる『肝熱』は、イライラしやすくなったり、 汗がどっと出たり、のぼせ、ほてりなどの症状が出ます」
自分の現状を知る簡単な方法は、舌を見ること。漢方においては「舌診」は重要。 「舌には、その人の体調が面白いように映し出されています。 毎日、鏡の前で舌をチェックする習慣をつけましょう」
舌を見るポイントは色、形、苔(こけ)のつき具合。 「健康で若々しい舌は、薄紅色で滑らかな形で、苔が偏りなく薄く生えています。 そんな舌を目指してください」
舌裏怒張タイプ |
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【特徴】 舌の裏側の静脈2本が太くくっきり浮き出ている。 縦に走る静脈が太くて2本が近寄っているほど、 血液がドロドロになるお血(おけつ)の可能性大。 不調の大きな原因は血流の悪さにあり。
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【起こりやすい更年期症状】 痛みに弱く、肩コリ、首コリ、腰痛に悩まされがち。 目の下のくまやシミができやすい。 手足は冷えるのに顔や頭はボーッとする冷えのぼせになりやすい。 あざが消えにくいことも。
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【漢方薬の例】 ・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)…滞った「血」の巡りをよくする。 ・田七人参(でんしちにんじん)…中性脂肪やコレステロールを分解し、血液をサラサラに。 |
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両脇が赤いタイプ |
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【特徴】 両脇が赤く、舌に厚みがある。 高血圧で血流が悪くなりがちな肝熱の典型的な舌。舌の両脇が鮮やかな濃いめの赤色。 肝熱の舌は総じて厚みがあり、大きめ。
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【起こりやすい更年期症状】 ストレスをためやすく、イライラしがちで、のぼせやすい。 不眠に悩まされることも。
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【漢方薬の例】 ・加味逍遙散…「血」の不足を補い、自律神経を整える。 ・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)…のぼせを抑え、イライラを落ち着かせて、 不眠を改善。 |
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苔が黄色いタイプ |
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【特徴】 両脇が赤く、苔の色が黄色っぽい。 肝熱の特徴である両脇の赤みと厚みのある舌に加え、苔が黄色っぽいのは、 体に熱がこもった状態を表している。
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【起こりやすい更年期症状】 胃腸が弱り、食欲がなく、食べても消化不良に。 周囲の出来事に敏感になり、気にしたり、怖がったりするように。
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【漢方薬の例】 ・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) …落ち込んだり不安になったりするのをケア。 ・抑肝散(よくかんさん)…神経の高ぶりを抑えてうつうつとした気分を解消。 |
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形が波々タイプ |
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【特徴】 舌のまわりが赤く、厚みがある肝熱タイプで、側面が波打っているのは、 漢方でいう水毒の状態。体に余分な水がたまっている。
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【起こりやすい更年期症状】 花粉症、鼻炎などのアレルギー症状を起こしやすい。 物事に神経質になりやすい。 自分を出さず、息が詰まりがち。
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【漢方薬の例】 ・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)…冷えを改善し、神経過敏をケア。 ・クマザサエキス…抗菌作用に優れ、アレルギー症状を抑えて免疫力をアップ。 |
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※ 漢方薬の服用については、漢方専門の医師や漢方薬剤師などに相談のこと。
早いもので、、、師走です。。。 今回は、何かと忙しい時期なので... 「肝臓」「腎臓」の「舌診」などを拾ってみました。
「舌には、その人の体調が面白いように映し出されています。 毎日、鏡の前で舌をチェックする習慣をつけましょう。」 とのことです。
ご参考までに・・・ つづく。
ここで「We are the world」or「imagine」でも流れたらね(笑 ※ 音が出ます。ご注意下さい。 |
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