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「歯周病」 2016年 水無月

自分で歯周病を自覚している人は少ないのではないでしょうか。
歯周病は歯の周りの骨が溶ける病気で、歯を失うもっとも多い原因です。恐ろしいですよね。

しかし、歯周病は適切な治療を行えば進行を抑えることが出来る病気でもあります。
初期のうちに治療やメンテナンスを受けていれば、
年をとっても自分の歯でおいしく食事ができる可能性が高まります。

進行すると歯が抜けてしまう病気です。

日本人の成人の80%がかっている病気で歯を失う一番多い原因が歯周病によるものです。

歯周病とはプラーク(細菌の塊)によって歯の周りの骨が溶け、
歯が揺れたり、歯茎が腫れたりして、最終的には歯が抜けてしまう病気です。
初めの段階では症状が無い為に、気づかないうちに進行してしまいます。

抵抗力が下がる分メンテナンスで助けてあげる必要がある。

若い時は免疫力が高いためにプラークが歯茎に侵入してきても、歯茎が腫れる程度(歯肉炎)です。
年齢とともに免疫力が衰えるとプラークの侵入で骨まで溶かしてしまいます。
これが歯周病です。

免疫力が下がった分デンタルフロスやメンテナンスで体の抵抗力を助けてあげる必要があります。

知識がないと歯周病菌に負けてしまう。

歯周病によって溶かされた骨は回復させるのに外科的な処置が必要となります。
また、回復させることができない場合もあります。

20代後半から始まる歯周病に対してどうすれば歯周病にならないか、
進行を止めることができるのかの知識があり、実行できれば歯周病に悩まされなくて済みます。

プラークを落とすテクニックが必要。

歯周病はプラークとの戦いであり、毎日、毎食後細菌と戦っています。
誰かが毎食後歯を磨いてくれることはなく、自分で磨かなければ誰も助けてはくれないのです。

一時的には歯医者で磨いてもらったり、歯石を取ったりして、
よくはなりますがすぐに元に戻ってしまいます。
歯がある限りこの戦いは続き、負けると総入れ歯になり終わります。

進歯周病治療の90%はプラークコントロール。

プラークコントロールとは、歯ブラシやデンタルフロスなどを使って
プラーク(歯垢)を付けないようにコントロールすることです。
プラークコントロールを完璧に行うことができれば治療の90%は終了です。

なぜなら歯周病の原因であるプラークは毎日お口の中に発生し、
それを毎日取り続けなくては歯周病は改善しないのです。
いくら高価な治療や痛い治療をしても毎日のプラークコントロールができなければ
全て無になってしまいます。

スケーリングをして歯石ごと細菌を退治。

スケーリングとは歯の周りについた歯石を取り除くことです。
歯石はプラークと唾液によって作られ、ザラザラとし軽石のように小さな穴が空ていて、
細菌が繁殖しています。

歯石の中の細菌は歯磨きなどでは取れないので、歯石ごと細菌を取る必要があります。
歯石は主に超音波の振動を与えて砕いて取ります。

スケーリングをすると歯石によってザラザラしていた歯の表面がツルツルとなり、
プラークが付きにくかったり、落とし易い環境になります。

歯茎の中の歯石を取るディープスケーリング。

ディープスケーリングとは歯茎の中にできた歯石を取ることです。

この歯石は血液を含み歯茎の中で黒く硬く歯にこびり付いています。
超音波の振動や歯石を取る細い器具を使って取って行きます。
この時、歯茎が腫れていたり、出血があると取り残しが増えるため、
出血が無い歯茎の状態にしてから、歯石を取る必要があります。
歯周病ポケットの深さは4mmまではこのディープスケーリングで対応します。

ディープスケーリングによって歯周ポケット内の歯石が除去され、
根の表面がツルツルになり、ポケット内に溜まっていたプラークも取ることができます。
これによって歯茎は一段と引き締まり細菌が歯周ポケット内に入りにくい環境を作ります。

歯周病の進行を止めるメンテナンス。

メンテナンスとは歯周病の治療が終了した後に、
健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。

メンテナンスではご自身で行っているプラークコントロールへのアドバイスや
落とし切れていない歯周ポケット内を機械的に洗浄します。
メンテナンスを行わないとせっかく行った歯石除去や、
痛い思いをして行った外科処置も、すぐに元に戻ってしまいます。

毎日のプラークコントロールと、定期的なメンテナンスを行わなければ
歯周病を改善することは出来ないのです。
自分の状態にあったメンテナンスの間隔で行ってください。

メンテナンスの間隔。

毎月行ったほうがいい方

・重度の歯周病で5mm以上の歯周ポケットが残っている方
・治療で歯周外科まで行った方
・糖尿病や骨粗鬆症などお体の状態で歯周病に影響のある方
・お薬の影響で歯茎の盛り上がりが強い方
・ご自身でのプラークコントロールが苦手でお口の中に細菌が残りやすい方

 

3〜4か月の間隔

・歯周ポケットが3〜4mmでご自身のプラークコントロールが上手な方
・親知らずが残っていて部分的に歯周病のリスクが高い方

 

6か月の間隔

・歯周ポケットが1〜2mmでご自身のプラークコントロールが上手な方

 

歯周病を理解していれば決して怖い病気ではありません。治療法は確立されている病気です。
しかし毎日のプラークコントロールは自分で行う必要があります。
自分の寿命より歯の寿命が長ければきっといい人生が送れるはずです。

歯周病関係Webサイト 参照

 


 

この時期が1年で一番よい季節なのでしょうね!?(梅雨入り前)
外で遊びましょう♪

今回は「歯」→「歯周病」を拾ってみました。

>"自分の寿命より歯の寿命が長ければきっといい人生が送れるはず"
そうですよね。何時までも美味しいものを美味しく食べたいですからねぇ〜
人も車も、日頃のメンテナンスなのでしょうか!?

 

ご参考までに・・・
つづく。