「子どもの肥満ってどのくらい?」 2015年 師走
米国心臓学会議で、肥満の子どもにおいては、 8歳という低年齢でも重大な心疾患の兆候を示すケースがあるという研究結果が発表されたそうです。
これは、調査対象となった肥満の子どもの4割に心筋の肥大がみられ、 高い心臓病リスクが存在するとみなされたことによるもの。 また、調査では肥満の子どもの中に、ぜんそく、高血圧症、抑うつ症などを 患っているケースもあったことがあわせて報告されていました。
この研究チームは「若年期の心臓障害は、成人期になるとより重症な疾患の発症や、 早死にする確率の上昇につながる可能性がある」として警告を発していますが、 ひとくちに「子どもの肥満」といっても、その基準はいったいどれくらいなのでしょうか?
「子どもの肥満」の基準は? |
子どもの肥満を知る目安としては、 性別や年齢、身長によって設定される標準体重を使って「肥満度」を割り出す方法が一般的です。
●肥満度(%)=(実測体重kg−身長別標準体重kg)÷身長別標準体重kg×100
※身長別標準体重は以下の表から係数a、bを使って算出できます。
身長別標準体重=a×実測身長cm−b
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身長別標準体重を求める係数(男子)
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身長別標準体重を求める係数(女子)
※ここでは小学生までを表示しています。 |
小児期メタボリックシンドロームの診断基準(6〜15歳) |
<ウエスト周囲径> |
中学生80cm以上/小学生75cm以上 もしくは、ウエスト周囲径(cm)÷身長(cm)=0.5以上
上記ウエスト周囲径が該当し、 かつ下記項目のうち2項目以上があてはまる。 |
<中性脂肪> |
120mg/dl以上 |
<HDLコレステロール> |
40mg/dl未満 |
<収縮期(最大)血圧> |
125mmHg以上 |
<拡張期(最小)血圧> |
70mmHg以上 |
<空腹時血糖> |
100mg/dl以上 |
とくに、メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群とも言いますが、 内臓に脂肪がたまっていて、高血圧や糖尿病、生活習慣病、動脈硬化などにつながりやすい状態です。
ただし、こうした数値には生まれつきの体質や体型も関係してくるため、あくまで目安です。 メタボの診断には、血液検査が必要ですし、肥満が深刻に心配される場合には、 小児科など専門医の診断をあおぎましょう。
小児肥満で高まるリスクとは
厚労省によると、小児肥満の約70%が成人肥満に移行することが指摘されています。 小児期メタボリックシンドロームを予防するには、 「脂肪や塩分の多いスナック菓子の間食」や「部屋にこもってゲームのような遊び方」、 「野菜が少なく脂質の多いおかず」、「朝食の欠食」、「時間に不規則な生活」など、 子どもの生活習慣を見直すことが重要です。
子どものころから「当たり前」だったことは、大人になってもなかなか変えられないものです。 また、親の習慣が子どもに害を与えているケースも考えられます。
現在では、国の子ども子育て支援制度のもと、各自治体でさまざまな子育て支援事業が行われています。 自分の住んでいる地域で、専門家による栄養指導などを実施するイベントがないかチェックして、 積極的に活用してみるのもいいですね。
中学生や高校生にもなれば、自覚や改善もできるようになりますが、 小児〜小学生のうちは子どもに余計なプレッシャーを与えないように、 保護者が牽引して、家族みんなで健康的な食事や運動に取り組むようにしたいものですね。
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時の流れは早いもので、、、もう師走ですね。。。
寒さ厳しくなってきました。お身体をご自愛下さい。
今回は「子供の肥満」などを拾ってみました。
小学生までの肥満は、親の責任が大きいなぁ〜と思いますが!
小児期メタボリックシンドロームを予防するには、
「脂肪や塩分の多いスナック菓子の間食」や「部屋にこもってゲームのような遊び方」、
「野菜が少なく脂質の多いおかず」、「朝食の欠食」、「時間に不規則な生活」などの見直し。
↑これって、今時の子供達の生活習慣を全て言い当てられている感が、、、
それと、、、大人のメタボにも言えてますよね。。。(大人はプラス 酒も含む、、、)
生活習慣、、、みんな分かっちゃいるんですよ。うん。
でも、生きてる上での楽しみもあるでしょ〜!?ねぇ。
要は、バランスなんでしょうけど。年末年始、気をつけましょうねぇ〜v
ご参考までに・・・
つづく。
お母さんの手作りお弁当。 ※音が出ます。ご注意下さい。 何か「ほっ」としますね♪ お正月、実家に顔を出してみましょうか?(笑 |
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