「健診データにみる危険な「臓器」TOP3」 2014年 長月版
以前「次長課長」河本準一と「チュートリアル」福田充徳が、 立て続けに倒れた。働き盛りの人気芸人を襲ったのは 「急性すい炎」なる病。
2人共、突然激しい痛みに襲われ、そのまま入院に至ったとか。 だが、そこまで悪くなる前に変調に気づかなかったのだろうか? 企業などで、年間約80万人の健康診断を行う 全日本労働福祉協会の川口常務理事に聞いてみた。
「おそらく2人とも自覚症状はなかったと思います。 人間の臓器はある程度痛めつけられても余力で機能するため、 本当に悪くなるまで気づかないことが多いんです」 |
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ということは、まだまだ健康だと思い込んでいるボクらの体も、相当蝕まれている可能性が?
「その通りです! 高脂肪の食事やアルコールを大量にとり、運動不足に陥りがちな若い人の体は 確実に傷んでいます。25〜34歳男性3万人の検診データ(平成22年度)をみると、 すい臓のほか、肝臓、腎臓などに危険因子を抱えている人が多いようです」
肝臓機能に障害がある際に高値を示す「GPT」は6人に1人が危険ゾーン、 腎臓機能に関連する「尿酸値」は4人に1人が危険ゾーンに達しているという。 さらに、3人に1人がBMI値25を超える「肥満」と認定。生活習慣病予備軍はことのほか多いようだ。
「実際に健診していても、最近はお腹のお肉をつまめる若者がかなり増えたと感じています。 このまま不摂生を続ければ40代で重大な疾患を抱えてしまうおそれもあるでしょう。 とくに肝臓は『沈黙の臓器』と呼ばれ、末期的に悪化するまで自覚症状が出ません。 修復機能が高い若いうちに、数値を下げておくべきです」
薬で数値を下げることも可能ですが、 長い目で見ればやはり質素な食生活と適度な運動を心がけるのがベスト。 今のうちから臓器をいたわる生活習慣を身につけたいものです。 |
気をつけたい臓器と危険因子 |
膵臓 |
アルコール、炭酸飲料 |
肝臓 |
アルコール、高脂肪、低ビタミンなど |
腎臓 |
アルコール、プリン体、高タンパクなど |
広島の土砂災害では、多くの尊い生命が・・・(合掌) 集中豪雨・竜巻などの自然災害 & 海や山での事故。 明日は我が身。危機管理能力が問われているのかもしれません。
ーーー 「人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最も弱いものである。だがそれは考える葦である。」 現代訳:人間は自然界の中でもっとも弱い葦(あし)にすぎない。だが、考える葦(あし)である。
byブレーズ・パスカル(17世紀フランスの哲学者・数学者・物理学者、1623〜1662) ーーー
まだまだ、残暑が続きそうです。。。お身体をご自愛下さい。 残暑お見舞い申し上げます。m(_ _)m
ご参考までに・・・
つづく。
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