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「腸内細菌で持続力アップ」2023年 水無月

 

 

一般的な腸内細菌の一種、バクテロイデス・ユニフォルミスが持続力向上に関わっていることを、
慶応大先端生命科学研究所の福田特任教授が、青山学院大などと共同研究で突き止めた。

 

人により構成が異なる腸内細菌叢のバランスが崩れると、
さまざまな病気の発症や悪化に関わることが分かってきたが、
運動能力との関連は未解明。
福田さんは青学大陸上競技部の協力で2015年から研究を始めた。

 

男性長距離ランナー48人と同世代の一般男性10人の腸内細菌叢を比べると、
ランナーのユニフォルミスの細菌数は 一般人の約10倍に上がった。
さらに3,000m走の持ちタイムが分かるランナー25人では、
この菌が多いほど速い相関関係が認められた。

 

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この菌が餌にできる水溶性食物繊維αーシクロデキストリンのサプリメントを
一般男性10人に飲んでもらうと、8週間後の菌数は増加。
エクササイズバイクで10kmこぐのに要する時間は接種前より約10%短縮、
50分間こいだ後の疲労感も軽減され、持久運動能力の明らかな改善が認められた。

 

その仕組みもマウスの実験で解明した。
ユニフォルミスが腸内で作る短鎖脂肪酸が肝臓に運ばれ、
糖新生やグリコーゲン分解を促進。
それにより得られたエネルギー源となるブドウ糖が全身の筋肉に供給され、持久力を上げていた。
福田さんは「腸内細菌は健康以外にも、さまざまな能力向上に関わる可能性が出てきた。」
としている。

 

また、ユニフォルミスによる持久運動パフォーマンス向上のメカニズムとして、
この腸内細菌に よって腸内で産生される酢酸とプロピオン酸が
運動中の肝臓におけるグリコーゲン分解と糖新 生 を促進し、
運動に必要なグルコースを全身に供給していることが示唆されました。

 

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ヘルスケア関係Webページ 参照

 


 

 

2023年、時の経つの早いもので、、、もう6月です。。。
朝晩の温度差が激しい時期です、お身体ご自愛下さい。

 

今回は「腸内細菌」などを拾ってみました。
「一般男性に飲んでもらうと(水溶性食物繊維αーシクロデキストリン)、菌数は増加。
持久運動能力の ” 明らかな改善 ” が認められた。」

 

競技者レベル間では常識化して行きそうですが... 我々一般の人達にも良さそう♪
早く商品化にならないかなー(笑)

 

ご参考までに・・・
つづく。