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「全身の健康は ”血液” 次第?」 2013年 皐月版

「血液は全身に行きわたり、身体の隅々まで大切なモノを運んでいます。
運搬しているのは、タンパク質や糖質、脂質といった栄養素、酸素、ホルモン、免疫細胞、電解質など。
これらの物質を運びつつ、老廃物を除去する役割も担っています。
また、血液の大切な役割のひとつに、体温を保つことがあります。
体内物質の代謝には37℃くらいがベストだといわれているのですが、
この温度に保つには、流体である血液が最適なのです」

 

血液成分の内訳。

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血液中の脂質が増えすぎると、
いびつになってしまった赤血球がくっついて、
いわゆる「ドロドロ血液」になるのだそうです。

 

血液は約55%が水(液性成分)で、それ以外の45%が赤血球(酸素を運ぶ)や
白血球(自己防衛を行う)、血小板(血管が損傷したときに出血を食い止める)の血液細胞。
これら重要な物質をたくさん含む血液だから、身体の様々な部分の病気発見にも役立つのです。

「例えば肝臓の場合、エコー検査などをすれば肝臓の異常を見つけることはできます。
しかし、肝臓が正常に働いているかどうか、定量化してチェックすることは困難です。
その点、血液ならば、肝臓の中に多く含まれる酵素の量を調べることで、肝機能を調べられます。
肝臓に異常があると、この酵素が血中にあふれ出てしまい、数値としてあらわれるからです。
他にも、生活習慣病や腎臓病、膠原病など、血液検査によって分かる病気はたくさんあります」

もちろん、血液検査が万能なわけではなく、血液のガンといわれる白血病などを除く
ほとんどのガン、認知症、神経疾患などは血液検査だけでは分かりません。
しかし、早期に病気を発見しやすい、検査にともなう負担が小さい、
というようなメリットが血液検査にはあるそうです。
しかも、血液検査にあらわれる項目の多くは、検査結果が良くなかった場合でも生活改善などによって
コントロールしやすいものなのだといいます。

「血液検査でチェックする基本的な項目は、中性脂肪やコレステロールなどの脂質、血糖、肝機能など
ですが、これらは食生活や生活習慣を見直すことで改善することが可能です。
そして、こういった数値が改善すれば、結果的に様々な臓器で起こる病気を防ぐことになります。
健康に暮らすためには、血液検査によって、血液の状態を知っておくことは大事だと思います」

40歳以下の人なら年1回、40歳以上の人は半年に1回、健康診断で血液検査を受けること。
これが推奨する健康診断の頻度です。どんなに忙しくても、これだけはきちんと守りましょう!

 

血液のために絶対にダメなのは?
「血液にとって一番良くないのはタバコ。健康でありたいなら、まずタバコをやめることです」
そういえば、以前お話を伺った、胃、肝臓、心臓、脳、声帯、男性器などの専門医の先生も
「タバコは絶対にダメ」だと言っていました。タバコが肺に良くないということは知っていましたが、
タバコの害があらゆる臓器に及ぶのはなぜなのでしょう?

「タバコを吸うと、体内の一酸化炭素、酸化窒素といった酸化ストレスが増加。
そうすると、血中の酸素供給が減少して、血管が損傷したり血栓ができやすくなります。
ニコチンなどの化学物質も血管を傷つけ、動脈硬化の原因になることが分かっているからです」

動脈硬化によって生じた血管の傷に、血栓ができて起こるのが梗塞。
これが脳で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞。
梗塞には至らなくても、血中の酸素供給の減少や動脈硬化によって肝臓や胃の働きが悪くなったり、
勃起障害なることも。とにかく、身体にとってタバコは「百害あって一利なし!」なのだそうです。

では、お酒はどうでしょう。
タバコと並ぶ嗜好品であるお酒によって身体を壊す人がいますが、お酒もタバコくらい血液に悪いの?

「血液のことでいえば、飲みすぎなければお酒はOKです。
血液の健康にとってはストレスが大敵ですから、気分がよくなる程度なら良いと思います。
ただ、人によっては『飲酒によって血流が良くなるからかえって健康に良い』と思っているようですが、
それは間違い。アルコールによって血管が拡張するので、一時的にたくさんの血が流れたように
見えるだけで、血流を良くするとまではいえません」

さらに、血液に良いことを聞いてみると。
「バランスの良い食事と適度な運動ですね。本来、貧血は男性より女性の方が多いのですが、
最近は貧血気味の男性も目立ちます。
そういう人はレバーやホウレンソウなど、鉄分を多く含む食事を心掛けましょう。
といっても、そればかり食べていると今度は脂質や尿酸、コレステロールが摂取過剰になってしまう。
だからバランスの良い食事が大事なのです」

適度な運動は、全身に血液を送るために大切。
無理して運動をしなくていいので、日常的に手足を動かすよう心掛けてほしいそうです。

そして、最後にすすめてくれたのが、上手な健診の受け方。
年に1回程度(40歳以上は半年に1回)の健診で出た血液検査の結果を見るときの注意点です。

「検査結果は基準値内かどうかだけを気にするのではなく、前年と比べてどうかも気にしてください。
基準値内だったとしても、前年より大幅に高くなったり低くなったりしていれば、
体内で何らかのトラブルが発生しているサインかもしれません。
そのサインを見逃さないためにも、健診結果は毎年保管して、比べてみましょう」

 

ビューティ関係WEBページ 参照

 


 

人間にとって「血液」が重要な役割をしていることは理解出来ます。
髪の毛も同じ♪(食べた栄養素が血液によって運ばれ、毛髪が生える。)
食事のバランスも、タバコ・酒も・・・ わかっちゃいるけど、、、なかなか、、、ね。。。

年に1回程度(40歳以上は半年に1回)の血液検査(献血)だけでもやってみませんか?

 

ご参考までに・・・
つづく。